イベントレポート|「どうせ無理」からはじめよう。〜本音とユーモアで紐解く、障害受容のリアル〜

✉佐賀オフィス

こんにちは。佐賀オフィスです。
今回は、6月26日(木)に開催されたイベント
「『どうせ無理』からはじめよう。〜当事者の“本音”と“ユーモア”で紐解く、障害受容のリアル〜」の様子をレポートします。
本イベントは、視覚障害当事者であり、講演やワークショップを通して「見えない壁」に光を当て続けている細川亮さん(みえるか企画 代表)を講師にお迎えし、「困難を“創造性”に変える視点」について対話を深める場となりました。

◆「どうせ無理」からはじまった、リアルな対話の時間
会場となった**街なかオフィス『アルクス』**には、福祉・教育・行政・民間企業など、分野を超えた25名が参加。定員を超える申し込みに加え、懇親会も大盛況でした。
参加者のうち13名は一般の方々で、残りは主催者やスタッフを含む構成でした。

サンクスラボからも多くの職員が参加し、スタッフにとっても多くの気づきと学びを得られる貴重な時間となりました。

イベントは講演と座談会の2部構成。
細川さんのユーモアと本音のこもったトークに、会場は笑いと頷きに包まれ、参加者の表情も徐々にほぐれていきました。
細川さんの講演パートでは、ご自身の経験をもとに、障害受容についての考え方を熱く語ってくださいました。

中でも印象的だったのは、「障害とは、個々人の特性と社会・環境のズレである」という視点です。
これは障害の有無に限らず、「朝起きるのが苦手」「運動が苦手」といった誰にでも当てはまる話であり、障害について、参加者全員が自分事として考えるいいきっかけとなりました。

後半の座談会パートでは、3チームに分かれてグループトークを実施。
講演で赤裸々に障害受容について語っていただいたおかげで、参加者同士が本音や悩みを素直にシェアし合える、あたたかな対話の時間となりました。

◆参加者の声
イベントを通じて、多くの参加者が印象的な気づきを得ていました。
中でも特に多くの共感を集めたのは、「どうせ無理」という言葉を否定するのではなく、「そこから何ができるか」を一緒に考えるという視点でした。
ただ励ますのではなく、“どうせ無理”を創造の出発点として捉え直す発想が、支援現場での関わりに大きなヒントをもたらしたようです。
また、講師の率直な語りが会場に心理的な安全性を生み出し、座談会や懇親会では「本音で語れた」「他の事業所の工夫が学べた」といった声が聞かれました。

肩肘張らずに自分の思いや悩みを話せる空気があったことも、このイベントならではの魅力だったと言えるでしょう。

◆次回に向けて
参加者アンケートでは、「また参加したい」「継続的な場が欲しい」という声が多数。
満足度が高いイベントを開催できて安心しています。
細川さん、当日のスタッフの方、参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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